flw moon innerscape
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
「こうべイクメン学級会」のコミュニケーションデザイン
総合プロデューサーで関わらせていただいた「こうべイクメン学級会」が終了した。
その前日が堺ツイッターサミットで、こちらも何やらプレゼンが盛況だったようなので、気を良くして会場入りをした。
昨年度は藤井実行委員長のリードのもと三宮センター街で展示と認定式をした。
ハナムラはロゴデザインやTシャツ展示などの全体のコンセプトメイキングとアートディレクションを担当したが、本年度は実行委員を外れて総合プロデューサーとして外から応援をした。
まぁ僕自身は神戸住民でも子供が居るわけでも無い旅人なので、実行委員メンバーに居るのは何となく違うと感じていたが、今回はちゃんと位置づけていただいたので、堂々と関わる事が可能になった。
今回は3つのプログラムを行った。
一つは昨年と同じ、イクメンのエピソード展示と認定式。
今年は子供用のチビTシャツにエピソードを入れて100枚展示した。
二つ目は子供たちによる給食作り。
大人達が会話に興じている間に、いつもはご飯を作ってもらっている子供からイクメンやお母さんたちへカレーを振る舞うという逆転企画。
三つ目が、僕が考案及びデザインした「ミライスゴロク」のワークショップ。
これがメインだが、実は2007年に中越復興市民会議で行った「フッコウスゴロク」が元になっている。
あの時に考案したのは、もうちょっとシンプルな形だったが、今回は本格的なコミュニケーションデザインツールとしてリ・デザインし直した。
全体デザインや構図はハナムラが担当し、作画は吉田徹が。
我々のユニット「極東EX第7区」の作品。
それで、僕の場合はいつもフレームやコンセプトの構築と同時、コンテンツやデザインなどの中身セットで作る事にしているので、スゴロクを用いたコミュニケーションデザインワークショップのファシリテーターとしても前に出て行った。
しかし普通にしても面白くないと思ってしまいいつものごとく、しなくても良いようなことを思いついてしまった。
それは「無言ファシリテーション」。
2時間半に渡るワークショップを一切言葉を発せずに行うと言う無謀なチャレンジを行った。
自分の役者文脈として前々から言葉を使わない身体表現の可能性を試してみたいと思って居たのだが、ここで試す格好のチャンス。
しかし思いついたのは2日前なので、いつものごとくあわてふためきながら準備をする。
無声劇風やマイム風に進めたいと考えていたので、そうなれば衣装は当然これだろうということで、燕尾服にシルクハットに手袋。
イメージとしては「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカーとチャップリン。
注意を喚起するのにベルを鳴らして、プロジェクターで文字として会話する。
各テーブルのファシリテーターが居てくれるので出来る技。
皆さんに感謝。
さて肝心のワークショップの中身は、イクメンとして「ふさわしい行動」と「ふさわしくない行動」を考えてコマにしてもらい、それを最後は女性に点数として評価してもらうという内容。
実はこの「ミライスゴロク」は結構考えていて、イクメン以外でも様々なコミュニケーションに使える。
例えばまちづくりや、会社の経営などで色んな意見を引き出すのに使う事が出来るのだ。
CSCDに居る時に考案したこのメソッド、ここで役に立ててやった。
会場は終止笑いに包まれた中、進んで行ったがそこに無言ファシリテーションが利いていたように思える。
こちらが無言で接すると、実は相手も無言で身振り手振りでコミニケーションを取ろうとしてくるのが非常に面白い。
言葉を交わすからといってコミュニケーションが起こるのではなく、むしろ言葉を奪う事で違った形のコミュニケーションが生まれるのは風景異化の考え方に近い。
最後は発表してもらい、大団円として終了した。
いくつかテレビ局や新聞が来ていたが最後はケーブルテレビのインタビュー。
かなり異様な風景になっているような....。
参加者や主催者はじめ色んな方がレポートしておられる。
参加者のブログ
http://ameblo.jp/babyrun/entry-10934578326.html#main
主催者のブログ
http://kobe-ikumen.seesaa.net/
しかし、同世代の建築家やデザイナーなどに比べて、何と節操のない事をしているのかと自分でも感じるのだが.....。
しかしオリジナリティはあるかもと言い聞かせて慰める事にしている。
by innerscape
| 2011-06-19 19:25
| コミュニケーションデザイン
私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?
カテゴリ
全体インフォメーション
日常
アート
コミュニケーションデザイン
ランドスケープデザイン
プロダクトデザイン
映画と演劇
観光ターム
情報デザインと風景
崩壊のロジック
景観
装置と風景
音楽
自然について
出来事の風景
キネスケープ
私的詩
マゾヒスティックランドスケープ
覚書
未来の自分との対話
旅
居場所の獲得
極東EX
身体技法
現象デザイン
聖地創造論
以前の記事
2018年 06月2017年 02月
2015年 12月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 06月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月