flw moon innerscape
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普通に見えて普通ではない空間
3日間に渡って行って来たラボカフェプロジェクトが終了した。
13日の夕方から15日の夜9時までの間に来場した人々は実に1700人を超える大盛況で、来てくださった方々には本当に感謝するあまりである。
その前の週には船場建築祭のインスタレーションで奔走し終了すればすぐにこちらの会場デザインの最終だったのでスケジュール的には涙が出そうなほどだったが、終わってみて満足のいくものが出来上がったと思う。
施行にあたっては、僕が設計したデザインに忠実に土嚢を1600個も積み上げ、クレーンやショベルの位置も寸分違わず据えていただいたJVの皆様に本当に感謝したい。
今回考えた事は工事現場にある素材で出来あがる空間だった。
通常こうしたイベントには外から新しく 何かを持ってきたり奇麗な素材を使って空間を作ろうとするが、僕はここでは一切そういうことはしたくなかった。
その現場にあるものを読み替えたり組み替えたりしながら最大限活用するという制約の中でクリエイトすることで逆に自由でその場所特有の空間が現れるのではないかと考えたからだ。
実際に何かを加工して持ち込んだものはサインだけで後はすべて通常の工事現場で使用するものばかりである。
カゴ車とベニヤ板とトラ模様のテープを組み合わせたテーブル、土嚢を積んだベンチ、鉄骨と工事現場の床になる覆工板という鉄の板で組んだテーブルセット、足場と仮囲いを組み合わせた巨大映像スクリーン、バナーを吊るす10トンのクレーン、ゲートをつくるショベルカー、樹木に巻き付けられた工事用のチューブライトなど、どれもその現場で使われているものである。
美しい素材を持って来て美しい空間を作るのはすでに当たり前で、僕は普通は美しくないと思われているような素材でダイナミックな空間を作りたかったし、その方が訪れる人も楽しいと思う。奇麗なだけの空間に身を置きたいのなら新しく出来た商業施設へ行けばいい。でもこのラボカフェではそういったものは必要ないように思えた。
案の定、その上で展開される風景も非常に面白いものになったと思う。
全て僕の計算で作り込んだ空間だが、やってきたお客さんの中にはここが実際に工事が行われている工事現場だと思っている人も少なくはなかったのではないだろうか。
残念ながらこのイベントは3日間の限定なので、現場に行ってももうこの空間を味わう事は出来ない。
訪れていない人はとても残念であるが、どこかの雑誌やフリーペーパーなどでまたこの報告をするので是非手に取ってみて欲しい。
13日の夕方から15日の夜9時までの間に来場した人々は実に1700人を超える大盛況で、来てくださった方々には本当に感謝するあまりである。
その前の週には船場建築祭のインスタレーションで奔走し終了すればすぐにこちらの会場デザインの最終だったのでスケジュール的には涙が出そうなほどだったが、終わってみて満足のいくものが出来上がったと思う。
施行にあたっては、僕が設計したデザインに忠実に土嚢を1600個も積み上げ、クレーンやショベルの位置も寸分違わず据えていただいたJVの皆様に本当に感謝したい。
今回考えた事は工事現場にある素材で出来あがる空間だった。
通常こうしたイベントには外から新しく 何かを持ってきたり奇麗な素材を使って空間を作ろうとするが、僕はここでは一切そういうことはしたくなかった。
その現場にあるものを読み替えたり組み替えたりしながら最大限活用するという制約の中でクリエイトすることで逆に自由でその場所特有の空間が現れるのではないかと考えたからだ。
実際に何かを加工して持ち込んだものはサインだけで後はすべて通常の工事現場で使用するものばかりである。
カゴ車とベニヤ板とトラ模様のテープを組み合わせたテーブル、土嚢を積んだベンチ、鉄骨と工事現場の床になる覆工板という鉄の板で組んだテーブルセット、足場と仮囲いを組み合わせた巨大映像スクリーン、バナーを吊るす10トンのクレーン、ゲートをつくるショベルカー、樹木に巻き付けられた工事用のチューブライトなど、どれもその現場で使われているものである。
美しい素材を持って来て美しい空間を作るのはすでに当たり前で、僕は普通は美しくないと思われているような素材でダイナミックな空間を作りたかったし、その方が訪れる人も楽しいと思う。奇麗なだけの空間に身を置きたいのなら新しく出来た商業施設へ行けばいい。でもこのラボカフェではそういったものは必要ないように思えた。
案の定、その上で展開される風景も非常に面白いものになったと思う。
全て僕の計算で作り込んだ空間だが、やってきたお客さんの中にはここが実際に工事が行われている工事現場だと思っている人も少なくはなかったのではないだろうか。
残念ながらこのイベントは3日間の限定なので、現場に行ってももうこの空間を味わう事は出来ない。
訪れていない人はとても残念であるが、どこかの雑誌やフリーペーパーなどでまたこの報告をするので是非手に取ってみて欲しい。
by innerscape
| 2006-10-15 02:45
| ランドスケープデザイン
私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?
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