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魅惑の金粉ショー
[Photo] 伊東かおり
知り合いが出ているダンスイベントを見るため一心寺シアターへ訪れた。
ART DANCE SAFARIというイベントの第3回目らしく、ジャンルを問わず関西のダンス界の方々が集まるイベントだ。
今年は「ジプシーロード」というテーマで、色んな人が集められた。
ヒップホップやマイム、ベリーダンス、ドラァグクィーン、インド舞踊、フラメンコ、トルコ舞踊、アラブのパーカッションなどなど盛りだくさんの3時間。休憩は2回挟むが、正直少し長かったことを告白しておこう。
3部構成の内、第1部のジプシーロード、第3部のシルクロードは割と古典的かつアーティスティックなダンス作品が続く。
その中でも圧巻だったのは、フラメンコとその後ろで演奏するギター及びカンテ(歌)の男性。
年期が別格である。
熟練とはこういう事を言うのだろうな。
いつかフラメンコは映画で取り入れたい題材だ。
(ミッションインポッシブル2でしているような情熱的な感じ。)
さて問題にしたいのは第2部のエンターテインメントロードと称された方々。
関西にこんな人たちがいたのかと圧巻だった。
順番にあげていきたい。
まずはEDDY吉野。
この人はタップダンスの人なのだが、何ともすごい技の持ち主だ。
技術もさることながらエンターテインメント力も非常に高い。
音楽をかけてアイリッシュダンスとタップダンスの融合のような事をしていたが、それよりも音楽を流さずタップが刻むリズムだけを見せていた時の方が心地よかった。
2番目に出て来たのは、舞踏派詩人マーベラスというドラァグクィーン。
ドラァグクィーン自体は3年前に神戸でしたエイズとマイノリティのイベントで浴びるほど見たので、物珍しさは無かったが、彼(彼女と言うべきか?)は超美人だった。 第3部でもローマというテーマで美少年として出ていたが、顔立ちの美しさは際立っていた。
3番目はMooNoontimという女性ダンサー。
昔少々かじったことがあるので何となく感づいたが、もとはヒップホップの人なのだろうと想像する。しかし、前半の禅僧のような姿で和でストイックな踊りが渋かった。
4番目は待ってました、マイムのいいむろなおき。
kutowanさんも、「ルルドの森」で僕の相棒役をしていたシロッキーさんもお知り合いなので、以前から見たいと思っていたが、ついに。
しかし正直驚いた。テクニックも半端ではない。
最初の首の動かすところから、人間の身体ではないような動き。
ここまでなし得るのかと正直腰を抜かした。
マイムの技術はさることながら、それを使って物語が出来ているのもすごい。
魅せるとはこのことかと、先週末の自分の舞台を猛反省した。
5番目。これが問題だ。
新世界ゴールデンファイナンスというダンスユニット。
知り合いが真ん中で出ているのだが...。
初めて見た。金粉ショーを...。
裸体に金粉を塗り、踊るという昭和に流行ったショーの一つだ。
赤い光の中、声明とコーランのような音をバックに金粉に塗られた裸体がうねるのはかなり異様だ。
その後もまるで彫刻のような5人の金粉たちがところせましとパフォーマンスを繰り広げ、最後にはアキコワダをBGMに気持ち悪いぐらい笑顔で踊りまくる。
ひいき目ではなく今回の舞台で一番印象に残った団体だった。
この異様さは実は次回作の映画で使えそうだと密かに思っている...。
6番目に出て来たヨーコという人物。
ストリッパーである。
こんな場所に出て大丈夫かというような内容。
花電車・ファイヤーショーというタイトルが打ってあるが、名前の通り女性の身体を使って色んな事をする。
ラッパを鳴らす、鉛筆を折る、スプーンを曲げる、タバコを飛ばす、あげくの果てには火を噴く...。
穴空き下着を着用しているので見えることはないが、それでも...。
最前列に座っていた子供の教育的には大丈夫だろうか?
(本気でちょっと心配だが...。)
このイベント、誰かを誘っておけば良かったと公開した。
ゲネが30分押すのも無理は無いが、次回またある時には必ずや誰かを誘うことを誓いながら、劇場を後にした。
しかしあの金粉たち。
各種イベントに出張してくれるようだよ。
近々、仕事でまた会うのにどんな顔で会えば良いかと。
でも向こうも「ルルドの森」を見に来てくれたからどっこいどっこいかな。
[出演] 飯干未奈 (渡辺理緒から改名)、 MooNootim 、 tAma. 、 マユリ・ユキコ 、 ヨーコ 、 いいむろなおき 、 EDDY吉野 、 舞踏派詩人 マーベラス 、 SOFIA 、 藤崎小梅 (EN )、 山本拓平 (EN )、 新世界ゴールデンファイナンス 、 伊達ちづ子 (ギター)、 奥林秀晃 (カンテ)、 サンペー&大阪ヤラヤラ会 (ダルブッカ)、 万響~Mayula~ (EN )、 tAma.連 、Dance Company BLUE ROSE
[Staff] [作・演出]飯干未奈、[舞台監督]MICHIHARU、[照明・音響]セカンドステージ、 [写真]Waits、 [ビデオ]井上大志、[衣装](nui)2MAX、[スタッフ]my、[宣伝美術]きし きょうこ [主催] BLUE ROSE Dance Project
by innerscape
| 2008-06-29 23:12
| 映画と演劇
私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?
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