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私的風景の電脳記録
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2006年 03月 27日 ( 1 )

死のリアル

a0091712_1905489.jpg本日は早朝から役者の日。7:00集合で神戸なのだが今日の撮影は神戸の某レストランで行うのでランチタイムが始まる11時には完全撤収する必要がある。
しかし困った事が一つある。
それは台本が変わったということ。しかもそれが前日の晩に送られて来たので、ほとんど覚えている暇がないわけである。しかもこのシーンは電話で相手とやり取りをするのだが台詞が長い。改訂版の台本では台詞がさらに長くなっていた。しかも今まで口にした事もないような単語(例えば“センチネル”とか)まであって、かなり覚えづらい感じではあるが・・・。
今日は銃を打ちまくって、あげくの果て打たれて血を噴き出すシーンなので、スタッフ一同現場には緊張感がみなぎっている。予算がたっぷりあるような映画製作では編集段階で血をCGで入れるのだが、この現場では昔からの手法である血粉をポンプで飛ばして演出する。2発の着弾でポンプを踏むタイミングに合わせて身体をのけぞらなくてはならない。
監督の話によると東京の方ではガンアクションをする場所にはかなり制限が設けられているらしいのだが、関西はまだまだそのあたりが緩いのでこうしたレストランでも遠慮なく銃がぶっ放せる。

当たり前の話だが、僕は本物の銃で打たれた事は無い。もちろん死んだ事もない。
しかし今日は銃で撃たれて絶命する演技をしないとならない。

a0091712_1923282.jpg経験していないことを再現するのはイメージの力が必要である。
映画や演劇や芸術は経験した事が無いような事についての感覚を僕たちに見せてくれるという大切な役割がある。
その中でも最も僕たちが関心を持っていることの一つが「死」ではないだろうか。
肉親も含めていくつかの死を見てきたが、今回僕が演じなくてはならないような死を僕自身は経験した事がない。
しかし僕は銃で撃たれて死ぬ瞬間に人はどういう反応をするのかを知っている。それは何度もスクリーンを通してそういった映像を見てきたからである。
今度は僕がそれを再現する番である。
そのためには死をリアルにイメージすること。
僕自身が死のイメージを貧困にしか持てないのなら、見ている人にはより貧困にしか伝わらないだろう。
しかし難しいのはリアルにイメージする事と、実際の身体の動きとは違うものだということである。ここが役者の技術力が問われる部分でもある。
実際リアルにその瞬間のイメージが出来ていなくても、身体の動きがリアルであればよりそのイメージを伝える事が出来る。演出家の役割は客観的に役者の動きを見て、リアルに見えるように指示することだと思う。
演技をする上で何がリアルかをイメージする事はとても大切な事だが、それを普段から論理的に詰めて再現する技術は最も重要な事なのではないかと思う。
それで、果たして僕は死のリアルを再現出来たのだろうか・・・?
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by innerscape | 2006-03-27 18:40 | 映画と演劇

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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