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私的風景の電脳記録
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関西活版倶楽部をはじめます

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♭の一階には活版印刷の工場がある。
上田さんという75歳になるおじいさんが一人でやっていて、後継ぎもいないようだ。

今の印刷業界はオフセット印刷が主流で、活版印刷は昔から頼んでいるお得意さんの伝票とか、チケットのナンバリング等に使われているだけなのだが、今、若手のグラフィックデザイナーなどを中心に見直されて来ている。

♭に活版印刷があることを資源と見なしてそのポテンシャルを挙げることをずっと考えていたのだが、
色んな方との出会いがあり、活版印刷をプロデュースする事になった。
その名も「関西活版倶楽部」。
関西で活版印刷を有する会社が集まって、活版印刷をより盛り上げて行こうという動きを作ろうとしている。
他は印刷会社の方々ばかりだが、唯一活版印刷を保有するデザイナーとして参画している。
我が♭はもちろん印刷会社としても、活版倶楽部の倶楽部サロンとして機能して、これからはうちで作るチラシ等も活版印刷を使って印刷して行く予定だ。
今はまだ月に一度集まって会議をしているだけでまだ具体的な動きはしていないが、これから活版印刷を用いたプロダクトを色々と展開して行ければと思う。
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by innerscape | 2010-08-02 16:23 | プロダクトデザイン

デザインを研究する

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CSCDで進めているデザインカフェの最後の締めくくりとして「デザインを研究する」というタイトルで京都工芸繊維大学の准教授でデザインディレクターとして有名な岡田栄造さんをお招きしてお話を伺った。
場所はアートエリアB1で行ったのだが、それほど告知をしていないのにも関わらず多くの人にご来場いただいた。
岡田さんはデザインネットというサイトを運営されていることでも有名な方で、建築やプロダクトなどをはじめ幅広いジャンルのデザインについてたくさんの知見をお持ちの方だ。
CSCDも大学の機関なので、デザインと研究の橋渡し的な部分についてどのように取り組まれているのかを聞いてみる事にした。
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ご自身の博士論文では日本文学の中で椅子などのデザイン物がどのように取り扱われているのかを研究されていたようで、道具観に対する歴史的な移り変わりに関心が高い。
その後ご自身が自己資金を投じてディレクションしたデザインの展覧会を2つほどご紹介いただき、デザインのディレクションの視点などについてお伺いした。

話していて感じたのは、岡田さん自身の研究ということよりもデザインディレクションする実務の中で培われている実践知の方が研究対象に値するのではないかということだ。
デザインについての研究は芸大はじめ色んなところでしているのだが、どのような観点でディレクションしているのかということについてはあまり聞かない。
特に展覧会のように何かのテーマを設けてそれにそぐう形でコンセプトと形を出すようなタイプのものでは、ディレクションがぶれないことが重要で、その時に何を大事にしているのかということについてはもう少し突っ込んで聞く余地はあったのかと我ながら少し反省している。
ともあれ、岡田さんのデザインに対する情熱について色々と学ぶの多い晩だった。

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by innerscape | 2010-01-20 14:07 | プロダクトデザイン

オレンジショップのデザイン

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7月にCSCDのワークショップルームの「オレンジショップ」が移転した。
前回同様インテリアデザインを担当したのだが、イベントのステージを入れて簡易な作りにしていた前回と比べて、今度はバックヤードとワークショップルームを仕切るパーティションなどを含めてかっちりと作る事にした。
先日やっと撮影の時間が持てたので、今更ながら載せてみようと思う。

旧オレンジショップの時に、一連の家具をデザインしていたのだが、今度はその家具に合わせて空間を作る事で一体感を出そうと考えた。

あまり意識されない事かもしれないが、コミュニケーションの雰囲気は実はどういう身体の配置や空間でコミュニケーションが行われるのかということにかなりの部分影響されているのではないかというのが僕の持論だ。
ここで求められているのは、従来の教師と生徒という関係ではなく、一個人として対話や会話に参加出来るようなコミュニケーションの形式なので、出来るだけ従来の教室のような権威的な関係性になるような空間は避けるべきだと考えた。

プロダクトのデザインは...
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by innerscape | 2009-10-24 11:09 | プロダクトデザイン

斜めの効用

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最近はランドスケープデザインよりもインテリアや家具デザインをすることが多くなってきたが、個人邸の家具デザインをした。
本棚、ドレッサー、TVボード、収納ボード、コーヒーテーブル、ベッドというラインナップで、独立したプロダクトというよりも部屋のランドスケープとしてどうデザイン出来るかを考えた。
特に今回注意したのは圧迫感を消しながら存在感だけを残すのはどうすればいいかということだ。
そのために様々なスタディは行ったが、結果として床がそのまま立ち上がったような存在感を取ることと、斜めというボキャブラリーだ。


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本棚は5つのユニットを組み合わせるようになっている。
それぞれは側面が跳び箱のように斜めに傾けられていると同時に、前後方向にも傾斜をつけていて、部屋の狭さに対して圧迫感を与えないように配慮した。
斜めの線は森の木々を抽象化したカタチをイメージしたのと、クライアントの希望で下から順番にサイズを小さくして行くことで本を収納した時に丈夫に隙間が出来ないように配慮した。

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ドレッサーとTVボードと収納ボードは3つで1つのボードになるようにデザインし、部屋への導線を考えて、天板も部屋の入り具陳向かって台形を取るように斜めにカットした。
それとセットとなるコーヒーテーブルも同じ角度の台形の天板と横板も傾斜をつけることで、4方向のどこでもテーブルに向かって座れるようにした。
傾斜がボードと一緒なので、組み合わせるとテーブルを拡張する事も出来る。

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ベッドについては4方向に角度をつけることで、存在感がほとんど消すことを考えた。
もともと部屋のサイズに対してクイーンサイズのベッドを入れたので、出来るだけベッドを消してマットレスだけが部屋に浮いているようにしたかったのと、斜めをつけることで足を打ちそうなベッドサイドを出来るだけすっきりさせたかった。

この存在感が使いこなされることでどのように部屋になじんでいくのかが楽しみだ。

デザイン:花村周寛
制作:藤本木工所
写真:花村周寛
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by innerscape | 2009-09-28 23:20 | プロダクトデザイン

21世紀懐徳堂オープン

大阪大学の中に「21世紀懐徳堂」がオープンしました。
今までCSCDの知デリや中之島コミュニケーションカフェなどで大学と社会をつなぐようなイベントを行ってきましたが、そんな社学連携事業の窓口になるような施設という事で現鷲田総長のもと構想されたのが21世紀懐徳堂です。

豊中キャンパスのイ号館の一階にあり、演劇やパフォーミングアーツなどが行えるスタジオ(キャパ80名程度)と、大学の情報コンシェルジュ機能を持ったコミュニケーションギャラリーがあり、どなたでも訪れることが出来ます。

そちらのインテリアデザインと家具のデザインなどを僕が手がけましたので、是非豊中キャンパスへお立ち寄りの際は覗いて下さい。


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by innerscape | 2008-04-01 09:27 | プロダクトデザイン

小さな箱から大きな風景へ

a0091712_22341778.jpgこの4ヶ月ほど密かにデザインを進めてきた健康食品のパッケージが終に完成した。
『ビューティーエイジング』という名前の健康食品で、成分にはレッドクローバーやαリポ酸などが含まれており、主に40代の女性の美容を考えたサプリメントである。
クライアントの御所薬舗さんとずっと進めてきたのだが、なかなか面白いパッケージに仕上がったと思う。
中身はカプセルなのだが瓶詰めにされており、それを一瓶づつ包むパッケージと三つセットの販売もされるというので、そのセット包装用の箱も依頼されていた。
まずコンセプトの段階で考えたのは、名前のとおり美しく年を重ねるとはどういうことなのかという事である。美しく年を重ねるという事から、時を経るごとに豊かに枝振りを伸ばしていく樹木をイメージしたのだが、樹の幹が小さな植物細胞を積み重ねて樹木全体を支えているように、あるいは小さな葉っぱが集まって大きな樹木の姿を形作っているように、小さな箱を積み上げることで大きな風景になるような箱のデザインが出来ないかと考えた。

a0091712_22344154.jpgそこで今回採用したのは六角柱のデザインである。
化学記号のベンゼン環をイメージさせるハニカム形状にすることで丸い瓶を支える際に四角形よりも接する面積が大きく安定して梱包できるというメリットがあるのと、積み重ねた時の安定性も増す。積み重ねた時の全体形状も蜂の巣のように多様性が出るので、陳列された状態が面白い風景を生み出すにちがいない。セット包装の方も3つの六角柱が収まるように六角柱で包み、切り株のようなものを目指した。これもパズルのように全体の陳列に加えるとアクセントになると思う。
紙は少し筋状にテクスチュアが入ったものに金の箔押しでロゴを入れ、ニスコーティングせずに優しい手触りが楽しめるようにした。並べられたときに見える上部にはαリポ酸が含有されている事を示す『α』の文字をエンボス加工して、こちらも視覚と手触りとの両方で楽しめるように工夫した。

a0091712_22351721.jpg色のラインナップは2パターン。一般の薬局用とエステサロンなどに置く仕様で、一般用を生成りの肌色に、エステ用を優しい橙色にした。エステ用は黒い色に金色のロゴを載せ、炭のようなデザインをしたかったのだが、バーコードの関係で地の色に黒は採用できず炎のような橙に落ち着いた。
一番苦労したのは、底のデザインである。通常こうしたパッケージの底は地獄底(セミオートマチックロック)と呼ばれるように落し蓋のような形状をしているのだが、通常は四角形のデザインでしかみかけない。六角形のものを6ピースの地獄底にすると強度が格段に落ちてしまい、瓶を振るとすぐに底が抜けてしまうという問題があったのだが、色々と研究と改良を重ねて構造を模索する中で六角形でも地獄底に出来る形を発見した。
結果なかなか面白い箱が出来たと思う。

a0091712_22354063.jpg僕自身プロダクトやパッケージのデザインを専門にしているわけではない。しかし風景という切り口から小さなモノに落とし込む視点という意味では、今回作ったパッケージはひょっとするとランドスケープデザインの一つなのかも知れない。
願わくばモノそのものが生み出す風景だけではなく、それが売り買いされる風景やモノを巡って発生するコミュニケーションが豊かな風景を生んでくれますように。
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by innerscape | 2005-08-24 22:33 | プロダクトデザイン

美しく年を重ねること

以前よりお願いされていた『ビューティーエイジング』という健康食品のパッケージデザインの打ち合わせのため四ツ橋へ出かけた。
この健康食品は40代の女性をターゲットにしたサプリメントで、更年期障害などが出始める年頃の女性に年とともに美しく健康的な生活を送ってほしいという願いから開発を進めている商品だそうだ。

夕刻からクライアントの小柳社長、御所薬舗の瓜阪氏と共にトルコ料理を食べながら色々と打ち合わせをしていたが、薬品業界というのは今まで触れる機会がなかったので新鮮に感じたと同時に、繊細な業界だけになかなか制約が多く大変そうである。

他の業界の事情は良く分からないが、エイジングの美しさという考え方はランドスケープの業界でクリシェになっている。
ゆっくりと時を経て変化していくデザインや、時間を経て豊かになっていくデザインを求められることの多いランドスケープデザイナーが、『年とともに美しく』を標榜するサプリメントのパッケージデザインをすることははなかなか勇気のいることなのかもしれない。

丁度良い機会なので、時間が経てば豊かになっていくものは何があるのだろうかと考えてみる。
時間が経つことで獲得していく魅力・・・。
ベタなところを想像してみると樹木がすぐに思い浮かぶだろう。
確かに樹木は若木のときは葉も少なく、幹も枝ぶりも貧弱な様相をしているが、時を重ねるたびに年輪が増え力強さと豊かさを増していくように見える。
『成長』することで獲得する魅力である。
上流から流れてくる間に角が取れて丸く磨かれた川石はどうか。
これは成長という概念ではないが、色んな紆余曲折を経てカタチが『洗練』されていくという魅力だろう。
長い年月風雨にさらされて色に渋みがついたレンガの壁。
これも同様に時間を経る中で色んな紆余曲折を経て魅力を獲得していくのだが、壁はただ攻められるだけで川石のように何も動かずシェイプを変えることも無い。『蓄積』によって獲得した魅力といえるのか。

考えてみれば、ピカピカで新しいものだけが美しいとする価値観は一義的でつまらないようにも思えてくる。
それは人間にとっても同じことが言えて、一時の熟女ブームではないが若い娘の中にしか美がないというのはつまらなくて、『老』を積極的に肯定することで見えてくる美しさがあるのではないかという想いになる。
同じような視点では、作家で芸術家の赤瀬川原平が年を取っていくことで身についていく能力の事を『老人力』といって積極的に肯定している。
忘れるということや力を抜くということが年を重ねることで身についていく能力だという視点はとても興味深い。

ただの直感に過ぎないのだろうが、僕達が美しいと感じるその根底には生命感の表現のようなものがあるような気がする。
小さい子供や若さの中に美しさを感じるのは、生命感をがあふれ出る表現形なのだからだろう。
逆に年を重ねた中で見えてくるのは、生命感が丁寧にコントロールされた美しさなのではないか。
健康な状態を身体にまかせて外に発するのではなく、中に溜め込み丁寧に生命の発露を制御し積み上げていく振る舞いが年を重ねた中で見えてくる知的な美しさのように感じられる。
そのためにはやはり健康でなくてはならない。
単純な答えだが、美しく年を重ねるということはやはり生命を回し続けることだ。
その生命を回し続けることこそが美しさで、変化していく表現形態に本質はない。
戦争と平和を書いたロシアの小説家レフ・トルストイは、植物の発芽を例にとって言う。
穀粒の胚の中にあるように見られた生命が発芽すると芽に移り、それが成長して花が咲くとそこに移っていく。そして花が落ちて胚が出来る。
では一体生命はどこにあるのか。
生命とは生き物の誕生の時から死に至るまでに、その中で生起するところのものであると彼は言う。
生きているプロセスの中で生命の表現をすることが美しさの秘密なのではないかと思う。

さて美しさの秘密について一通り納得したところだがしかし、やはりランドスケープデザイナーは樹木が好きなのだろうか。
やはり堂々と生えている樹木の美しさについて気になる。
植物と動物の違いを考えてみると面白くて、動物細胞は死ぬと消滅していくのに対して、植物細胞は死ぬことによって積み重なって構造体をつくっていく。
時間が身体に封じ込められるというわけである。
使われた後の抜け殻が積み重なって風景を作っていくようなパッケージは、一体どんな形をしているのだろうか・・・。
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by innerscape | 2005-04-02 14:50 | プロダクトデザイン

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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