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私的風景の電脳記録
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『マゾヒスティック・ランドスケープ』を出版します。

a0091712_19214570.jpg2000年頃から行ってきたデザインワークショップ『ランドスケープエクスプローラー』の活動を本にしました。今回私flwは執筆及び全体のマネージメントに加えて、装丁を含めた256ページのグラフィックデザインを担当したので大変でしたが、やっと完成いたしました。
次のパブリックのあり方を求めて、主に関西で行ってきたフィールドワーク集“外部空間装置辞典”を始め、グラフィックデザイナーの原研哉氏や建築家の塚本由晴氏などとのパブリックをめぐる対談、マゾヒスティックな風景を生み出す手法をもとに提案されたイワレ捏造技術開発機構などを含む10のスタディモデルなど、読みどころ満載の本に仕上がりましたので、是非書店にてお求め下さい。

『マゾヒスティック・ランドスケープ~獲得される場所をめざして~』
出版社 :学芸出版社
定価 :¥2500+税
ページ数:256ページ(カラー24ページ)
出版日 :2006年3月末日
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by innerscape | 2006-03-30 18:39 | マゾヒスティックランドスケープ

死のリアル

a0091712_1905489.jpg本日は早朝から役者の日。7:00集合で神戸なのだが今日の撮影は神戸の某レストランで行うのでランチタイムが始まる11時には完全撤収する必要がある。
しかし困った事が一つある。
それは台本が変わったということ。しかもそれが前日の晩に送られて来たので、ほとんど覚えている暇がないわけである。しかもこのシーンは電話で相手とやり取りをするのだが台詞が長い。改訂版の台本では台詞がさらに長くなっていた。しかも今まで口にした事もないような単語(例えば“センチネル”とか)まであって、かなり覚えづらい感じではあるが・・・。
今日は銃を打ちまくって、あげくの果て打たれて血を噴き出すシーンなので、スタッフ一同現場には緊張感がみなぎっている。予算がたっぷりあるような映画製作では編集段階で血をCGで入れるのだが、この現場では昔からの手法である血粉をポンプで飛ばして演出する。2発の着弾でポンプを踏むタイミングに合わせて身体をのけぞらなくてはならない。
監督の話によると東京の方ではガンアクションをする場所にはかなり制限が設けられているらしいのだが、関西はまだまだそのあたりが緩いのでこうしたレストランでも遠慮なく銃がぶっ放せる。

当たり前の話だが、僕は本物の銃で打たれた事は無い。もちろん死んだ事もない。
しかし今日は銃で撃たれて絶命する演技をしないとならない。

a0091712_1923282.jpg経験していないことを再現するのはイメージの力が必要である。
映画や演劇や芸術は経験した事が無いような事についての感覚を僕たちに見せてくれるという大切な役割がある。
その中でも最も僕たちが関心を持っていることの一つが「死」ではないだろうか。
肉親も含めていくつかの死を見てきたが、今回僕が演じなくてはならないような死を僕自身は経験した事がない。
しかし僕は銃で撃たれて死ぬ瞬間に人はどういう反応をするのかを知っている。それは何度もスクリーンを通してそういった映像を見てきたからである。
今度は僕がそれを再現する番である。
そのためには死をリアルにイメージすること。
僕自身が死のイメージを貧困にしか持てないのなら、見ている人にはより貧困にしか伝わらないだろう。
しかし難しいのはリアルにイメージする事と、実際の身体の動きとは違うものだということである。ここが役者の技術力が問われる部分でもある。
実際リアルにその瞬間のイメージが出来ていなくても、身体の動きがリアルであればよりそのイメージを伝える事が出来る。演出家の役割は客観的に役者の動きを見て、リアルに見えるように指示することだと思う。
演技をする上で何がリアルかをイメージする事はとても大切な事だが、それを普段から論理的に詰めて再現する技術は最も重要な事なのではないかと思う。
それで、果たして僕は死のリアルを再現出来たのだろうか・・・?
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by innerscape | 2006-03-27 18:40 | 映画と演劇

イメージを定着させるモノ

OOKMAKERS' DELIGHTというイベントにプレゼンテーターとして出てきた。
もともとこのイベントはFM802の谷口氏が過去2回、南船場の「under×public」で開催したフリーペーパー・ミニコミのイベントらしいのだが、そのイベントを引き継いで、2004年2月よりmebic扇町が開催して今年は3回目を迎えたということらしい。
趣旨としてはこの1年間に本を出版した人を集めて話を聞くというトークイベントと展示で、ブログや電子媒体が普及する中で、フリーペーパーや出版と行った紙媒体の可能性を考えるイベントでもある。
Mebicは以前、山納氏のお誘いで扇町クリエイティブカレッジというシリーズで講座を一度開いた事があるのだが、その縁もあって今度出す「マゾヒスティック・ランドスケープ」の話をしないかという話になった。
軽い気持ちで行ったのだが、実は他のプレゼンテーターの方々は既に本が出来上がっている方々ばかりで本が完成していないのは我々のチームだけだった。
出品している本を見ていると、大きく二つの傾向がある。
一つは建築やまちづくり系のもので、僕たちの本もこちら側に入る。もう一つは雑貨屋やカフェが出している本やペーパーで、自分のお店で売ったりすることも出来るということもあって割とたくさん出品されていた。どれも表立った流通には乗せるというよりは、本当に読んでほしい人へ丁寧に届ける手作り感のある本ばかりだ。
プレゼンテーターは以下。
○鯵坂兼光氏[itohen]
 「ブックカフェものがたり」
○佐藤眞生氏[かんぽうサービス]
 オーダーメイド出版について
○久保よしみ氏[チャルカ]
 「チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記」
○郷田英子氏[alphabet]
 「2[deux]semaines」
○トノイケミキ氏[カナリヤ]
 「カナリヤ手帖 ちいさな雑貨屋さんのつくり方」
○大オオサカまち基盤
 「O-BAN PRESS 2」
 「芝川ビル since 1927」
 「大大阪サロン@印度ビルディング」
○花村周寛氏[ランドスケープ・エクスプローラー]
 「マゾヒスティック・ランドスケープ」
○藤本智士氏[パークエディティング]
 「すいとう帖」「BOOK COVER BOOK」ほか
○山村光春氏[BOOKLUCK]
 「some tenderness」
○若狭健作氏[尼崎南部再生研究室]
 「メイドインアマガサキカタログ」
チャンキー松本氏とmebicの山納氏の二人のナビゲートで軽快にトークショーが進められていくが、僕だけ手元に何も無いのも不安になったので急遽、校正中の原稿を持ってきてもらいプレゼンする。
反応としては結構好評で多くの方に買ってもらえそうな予感がした。
こうしたイベントは紙媒体の力を再び見つめ直すための良い機会である。
電子媒体が普及する中、紙は自分の手元に確かに感触があるモノとしての安心感がある。こうしてブログを書いている割にはどうも電子媒体にはいつか消えてしまうのではないかという不安感があったりするのだ。
スーザン・ソンタグ女史が写真論で言っていたのだが、写真はイメージでもあり物質(モノ)でもあるという。イメージだけの映像と決定的に違うのはモノとしての存在感である。モノとしてあるということは切り分けられる情報になっているということである。

風景もそうであるが、イメージは連綿とつながっていてなかなか切り分けが難しい。
こうしてモノとして定着させて行く事はある種の連続性を断ち切る事ではあるが、把握のしやすさでは抜群ではないだろうか。
ポストイットも情報をモノとして定着させるツールである。
僕が今取り組んでいるデータハンダイもふわふわとした風景イメージやとらえどころのない統計データをモノ(ポストカード)というカタチで定着させることで断片的ではあるが把握できる状態に持ち込みたいという思いからである。
プラトンが言うイデア論によると、例えば椅子というイデアを実現するには木材や鉄材と行った物質が必要であるという。同じくアインシュタインもE=mc2というように、エネルギー(E)というカタチの無いものは質量(m)を持った物質で表現されるという。
とするとやはりこれだけ電子媒体が進んでいる世の中でもイメージを定着するにはモノが適しているような気もしてくる。
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by innerscape | 2006-03-11 23:54 | 情報デザインと風景

サバイバル訓練施設

a0091712_041672.jpgランドスケープデザイン事務所のE-DESIGNと一緒に大泉緑地でイベントを行った。
大阪府公園課が主催する防災イベントなのだが、通常の避難訓練のようなスタイルではなく日常的に楽しみながら防災の訓練が出来るようなものを目指して「フィールドワークキャラバン」という名前で行った。

災害が起こった時に公園は避難地になる。同時に公園は被災者の避難生活をバックアップするための後方支援の拠点になることも多く、そのための設備が公園にはたくさん備わっている。例えば電源や給水施設、仮設トイレなどのインフラ設備がそうである。


a0091712_051324.jpg日常的にはこうした設備というのは我々の意識からは外れている。そんな設備が備わっている事すら知らない人がほとんどではないだろうか。そうした設備をみんなで点検しながら公園を歩くようなイベントをするのが今回の目的だ。その中には森の中でビニールシートを使ってテントを張ったり、紙で食器を作ったり、非常食の炊き出しを食べたりという内容も入れている。
実際に災害が起こって家がなくなりたちまち野宿生活を強いられてしまったときに、今回はこうしたイベントの中で経験した事はきっと役に立つのではないだろうか。
こう考えると公園はまさにサバイバルのための施設だとも言える。
公園は商業施設のようにお金を生み出すような場所ではないので経済的な観点だけで見ると、必要のない施設に見えるのかも知れない。

しかしもともと人はコンビニも自動販売機も無い自然の中で生活していたことを考えると、公園は都市の中にありながら動物としての生活の原点をいまだに残している場所であるとも言える。
災害などが起こり今まで自然の代替物として機能していた都市施設が一旦停止してしまうと、その事が急に浮き彫りになるのではないだろうか。
普段からサバイバルを意識しながら生活する事は、今の生活の豊かさや過剰さを見直す事にもつながるのではないだろうか。公園という場所はそれを日常的に訓練できる場所だとすれば、やはり都市の中で最も必要な施設であるような気がする。


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by innerscape | 2006-03-04 00:03 | 出来事の風景

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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