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私的風景の電脳記録
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ミッションハンダイグランドフィナーレ

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2年ほど前から、僕のワークインプログレス作品の一環として進めているデータハンダイというプロジェクトがある。
そのプログラムの一つとして一年前から「ミッションハンダイ」というのを開催して来たが、今日がその最終回を迎えた。
毎回、登録メンバーに「ミッション」と呼ばれるメールが送られ、そのミッションにもとづいて、阪大キャンパス内で写真を撮影し、投稿するというフィールドワーク型のイベントなのだが、1年は継続してしようということで続け、今日めでたく12回を迎えた。

投稿されたミッションは公開収録という事で、発表会が開かれる。
毎回ほとんど僕のソロライブのようになってしまっているが、これはれっきとした公開収録という事で、ウェブサイトに映像がアップされている。

今回は「ナラビハンダイ」ということで、”阪大の中で並んでいるモノを探せ”というミッションを発令した。
ちなみに、全12回のダイジェストもこの日に紹介をした。

01ナンバーワンハンダイ
02レッドハンダイ
03ザ・ハンダイ
04マチガイハンダイ
05ウラワザハンダイ
06オープンハンダイ
07ニカイハンダイ
08ヤネハンダイ
09ジハンキハンダイ
10ブルーハンダイ
11イタハンダイ
12ナラビハンダイ

内容あるいは僕のパフォーマンスにご興味を持たれた方はデータハンダイのウェブサイトへアクセスして映像をお楽しみ下さい。

楽しみながらしてるが、このプログラムは実は「情報と風景」との関係を考えようとして行っている。
例えば今回のように「並んでいるモノ」というキーワードや「赤」という視点を与えられる事で、風景を見るときのモードが変化するのではないか。今まで気づきもしなかったような並んでいるモノがふいに目に飛び込んで来る。
実はその事でいつも通っている道であっても、新たな風景は生むことが出来るのだと思う。

アートが果たす役割が仮にあるとすれば、きっと僕たちが何かを眺める時のメガネをいつもと変えさせてくれる事だと思う。
そして、それはそのまま新たな風景(ランドスケープ)を創造することでもある。
もちろん今まで通りの空間デザインやモノのデザインもするのだが、そんな事を考えながらこのプロジェクトでは情報という媒介物をデザインする事でランドスケープをデザインしている。
僕のこの試みがアートと呼ばれるのか、ランドスケープデザインと呼ばれるのか、それともただのパフォーマンスなのかは分からないが、今の所はまだこの手法の行く末に可能性を感じている。
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by innerscape | 2007-11-27 02:24 | 情報デザインと風景

新堕落論

『人間。戦争がどんなすさまじい破壊と運命をもって向かうにしても人間自体をどうなしうるものでもない。戦争は終わった。特攻隊の勇士はすでに闇屋となり、未亡人はすでに新たな面影によって胸を膨らませているではないか。人間は変わりはしない。ただ人間に戻ってきたのだ。人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐ事は出来ないし、防ぐことによって人を救う事はできない。人間は生き、人間は墜ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。

戦争に負けたから墜ちるのではないのだ。人間だから墜ちるのであり、生きているから墜ちるだけだ。だが人間は永遠に墜ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は可憐であり脆弱であり、それゆえ愚かなものであるが、墜ちぬくためには弱すぎる。』
坂口安吾「堕落論」より


安吾はこう語っている。
そして僕がもし安吾の言葉に付け加えるなら、人間は堕落を憎み、理想を追い求めることもまた、それも真実なのであるということだ。
人間は理想を求めながら堕落を繰り返し、そこへ到達出来ない自分を悔やみ嘆き悲しむ。
堕落を続けながらも、ほんの一瞬垣間みた光を愛して、昇ってゆこうとする人間の生き様に悲哀といとおしさがあるのであって、堕落そのものが美しいわけではないのだと僕も思う。
人は弱いからいとおしく、弱さを憎むからまたさらにいとおしいのだ。
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by innerscape | 2007-11-25 01:14 | 崩壊のロジック

秋も深まる撮影現場

池田敏春監督で来秋公開予定の映画の撮影現場へ行ってきた。
朝からどんよりとした天気だったのだが、何とか天気はもったようで良かった。
おまけに今日は結構寒かったので、主演の佐藤江梨子さんと八嶋智人さんはともに寒そうな格好で演技をされていた。
外での撮影は天候に左右されるので難しい。

商業映画はスタッフの数,特にテクニカルが多くて、現場には人がたくさん。
あちらこちらに機材と引き回し配線があって手際良く動いている。
チーフの助監督が優秀な人なので、この現場はうまく機能しているようだけど、ロケは役者よりもスタッフの仕切りの方が大変だと思う。

まだ今日の現場は学校だったのでやりやすいけど、これが森の中なら悲惨な目にあう。
街中ならば通行人の交通整理などでもっと大変だ。

映画は舞台と違って実際の風景の中で撮影するので、その現場の様々な状態に左右される。
空間的には問題無くても、人や音環境や自然現象に問題があればそこで撮影は中断されてしまうからだ。

例えばこの映画では夕方の川辺のシーンがあるのだが、実際に昼間に撮影しなければいけないとすれば、夕陽を受ける川面という現象を人工的に演出しなければならない。そのために対岸に膨大な数の照明を並べて現象の演出を行って撮影したようだ。

空間だけでなく、そこでの人の行為やその場での現象が合わさって風景が出来るとすれば映画はまさに風景のデザインをしていると思う。
ちなみにこの作品はもうじき撮影終了。
来年秋公開予定なので、夏頃からプロモーションに入るようだけど、よければ皆さん劇場へ足をお運び下さい。
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by innerscape | 2007-11-11 22:29 | 映画と演劇

言葉を超えるために

普段から自分がどれほどまでに言葉を適当に使い回してるのかと、うんざりするときがある。
自分の気持ちを表現するために言葉を選んでいるのか、それとも言葉に自分の気持ちが振り回されているのか時に見失ってしまう。

もちろん僕たちは言葉にすることで誰かと思いをともにしている。
でも千の言葉を積み上げるよりも、ひとつの眼差しがより多くの事を語る時があるのではないか。
微かな手の温もりが、誰かに力を与える時があるのではないか。
そう思った時に、ふいに僕の中で言葉がチカラを失ってしまう。

言葉は所詮、ただの記号だ。
僕たちは日々の暮らしの中でこの記号を操っているつもりでいながら、実は記号に操られているんじゃないだろうか。
嬉しいという言葉、悲しいという言葉。
怒り、喜び、寂しさ、楽しさ、憤り、失望、悩み、快感…。
こうした記号は僕らの気持ちをうまくつかまえるためにあるはずなのに、その言葉が逆に僕らの豊かな感覚を制限してしまっている事もある。

そんな記号としての言葉をつかう時には、言葉を越えて何かを伝える事の大切さをいつも大切にしたい。
そのためには自分の内側から世界を捉えねばならない。
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by innerscape | 2007-11-04 01:33 | 日常

カタチの起源

日本のランドスケープデザインは、先にカタチを持ってしまったのではないか。
でもカタチを見つけるのは本当はすごく難しいはずなのだ。
色んな条件を整理しながら、色んな感覚をつかまえながら、カタチを見つけ出す過程を飛ばして、いきなりカタチが出てくるのはデザインという行為とは別の何かであるような気がする。

デザインはその言葉の起源に記号化するという意味合いがあるようだが、ソリューションとしてのカタチは、記号を組み合わせるだけではうまくいかない事が多い。
もちろん、ある問題に対して、決まった解決法としての型(カタ)というのが歴史的に培われてきた場合も多い。この場合はある種記号的な、名詞的な解決方法で問題はないのだ。
しかし、もとをただせばそれも色んな方法を模索する中、つまり動詞的な行為の中で見いだされてきたものなのだ。
それが名詞化(カ)し、それが定着して来ると、型(カタ)を成し、遂に形(カタチ)に至るというのがカタチが出て来るプロセスなのだと思う。
それがいつの間にか、いきなりカタチから入るような行為へと勘違いされている節がある。
いや。
自分も一歩間違えば、先にカタチを持ってから問いへ臨む態度を取っている時すらある。

しかし、建築やランドスケープのような個別の敷地を向き合うようなデザインは先にカタチなど出てくるはずはないのだ。
(もちろんプロダクトも演技も、深くまでそのコンテクストを掘り下げてカタチを見つけるということは言うまでもない。)

カタチの起源は哲学である。
カタチの起源は深い思考である。
カタチの起源は問いである。

でもその果てに、ある種のイメージの飛躍が伴わないと、カタチは姿を現さないという、やっかいなものなのである。そうして現れたカタチを何度も試行しながら育てて行くのだ。
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by innerscape | 2007-11-01 01:21 | ランドスケープデザイン

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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