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私的風景の電脳記録
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最優秀主演演技賞 受賞!!

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6月20日から22日まで公開された「ルルドの森」は、実はロクソドンタフェスティバルというフェスの参加作品だ。
ロクソドンタフェスティバルというのは、芝居小屋ロクソドンタブラックが毎年行っているイベントで、参加劇団の中から厳正な審査を行い、そこで選ばれた上位の団体に賞金と芸術創造館での再演権が授与されるというものだ。
今年は半年の間に実に21団体も参加していて、ルルドの森をプロデュースしたバンタムクラスステージもその内の一つだ。
そしてその審査結果発表会が本日。
会場は21団体の役者や演出家、脚本家が勢揃いしている。

審査員は一般公募によって選ばれた10人で、昨日のギリギリまでかなり熱い議論を戦わせていたという。

ロクソドンタ芸術監督の中立公平の司会によって発表会が始まる。
21団体全ての作品タイトルとチラシがプレゼンテーションされていき、それぞれの作品に対して審査員からコメントが述べられて行く。
かなり厳しい意見が飛び交い、緊張感がみなぎる中、ついに「ルルドの森」のコメントになった。
最初の方にかなり厳しいコメントをしていた審査員が手を挙げて、話し始めたのでどんな厳しいコメントが飛んでくる事かと手に汗を握っていたが...。

「21団体中ぶっちぎりで面白かったです。敵は居ないんじゃないでしょうか。言う事は何もありません...。」

一瞬何を言われたのかが分からないまま、次の団体へ...。
今褒められたんだよね...。

一通りコメントが終わったところで、恒例らしい審査員の中からの個人的な特別賞が発表される。
審査員でメタルアーティストのアキコ伊達さんという方から、7つの賞が発表される。
舞台美術賞や衣装賞などが次々と発表されて行き、最後に脚本賞と最優秀主演演技賞が残る。
しかし、驚くべき事になんとこの二つ我々が持って行ってしまった。
脚本賞に「ルルドの森」、最優秀主演演技賞にハナムラチカヒロ。
東京からも参加のあった21団体の中でただ一人に贈られる最優秀主演演技賞をいただくことは僕にとっても非常に名誉なことである。
他の団体の俳優の方々には何とも申し訳なく思ったが、そこは自分の努力の結果として謹んでいただくことにした。

この賞を設定したアキコ伊達さん曰く、この「ルルドの森」には過去6年間で最高点がついたそうである。
客観性を持たせるためにチェック項目は14つにも及び、自分でも過去最高点がついたことには驚いているという。
演技の方もよく観察されていて、「他人の生活を覗き見しているような感覚を受けるナチュラルな演技に感動しました。」というコメントの的確さには驚いた。
僕と演出家の細川氏とで綿密に詰めていたのはまさにその部分だったからである。我々が狙っていたのは、いかにも演劇的な誇張された感情表現ではなく、ドキュメンタリーのようなリアルな演技だからだ。

しかしこの賞はロクソドンタフェスの中で実際に再演権を手にすることとは全く関係が無い。
肝心の団体としての審査発表が続けられた。
昨年までは4団体に芸術創造館で行われるステップアップシアターの出場権が与えられていたのだが、今年からは、應典院と一心寺の二つからも選出されるため、ロクソフェスからは2団体しか出場枠がない。
しかし賞としては第3位までが設定されている。

第2位から発表された。
第2位はATLASの「喪主もピアノが弾けたなら」。
これはロクソフェスの中で僕が唯一見た作品だったが、正直に言うとこことが一位を取るだろうというぐらい面白かった。役者の演技も抜群だし、脚本も演出も最高に面白かったのだが、一位を逃すとは...。

それでどこが1位を取ったかと言うと...。
ポータブルシアター「バタフライはフリー」。
これは3人の芝居だったようだが、レオナルド・ガーシュの翻訳ものらしい。
ポータブルシアターという名なので、きっとかなりシンプルな構成でしていたに違いない。
ちょっと見てみたい気がする。

そして結局我らがバンタムクラスステージの「ルルドの森」は残念な事に、第3位という結果に終わった。
「僕がこの作品を一位に出来なかった事は非常に残念です....。」という審査員のコメントがとても嬉しい。
どうやら1位~3位までの採点は1票の差だったというが、第3位に選ばれるという事は出場権はないという事だ。

しかし、中立公平氏からの提案で、第3位の「ルルドの森」がそれほど素晴らしい作品なのであれば、何とか再演出来る方向で検討してみたいという言葉が。
芸術創造館の松原氏ともこの発表会の前に昨夜の審査会があまりに激しい議論で、何とか3枠作れないかという提案を既にしていたようである。
中立氏いわく、もし芸術創造館での再演が出来ないのであれば、ロクソドンタで再演の面倒を見てくれるということらしい...。

何やら物議を醸し出した「ルルドの森」は結果として、今日一番名前が口にされた作品となった。
ある意味、第1位、第2位よりもおいしい立場だったと思う。

この作品は決して演劇人受けすることは無いと思っていたし、事実見た人たちも口々に映画のようだったという感想を持っている。
それは僕たちが狙っていたことでもあるし、第3位という結果がこれは演劇なのかという問いかけに、審査員達がまんまと脅かされた結果なのだと思う。
事実そうした問いかけが成功したこと自体が僕自身は重要だと思うし、そういう意味では1位でも、2位でもなく3位だったことに負け惜しみではなく大きな意味を感じる。
つまりスタンダードな芝居表現ではないし、好みでもないかもしれないが無視出来ない作品として位置づけられたからだ。
嬉しいのはそんな中でも異常なまでに偏愛してくれる審査員が何人か居て、その熱量が他の審査員を圧倒したことである。
それが今回異例の第3の出場枠の話に繋がったのだと思っている。

実際に芸術創造館への出場権が得られるかどうかは、少し立たないと分からない。
一度、2枠に設定したものを変更するのにはそれなりの理由と調整のための時間が必要だからだ。
しかし、そうした方向へ踏み出させたのはこの作品が持っている狂気だと思うし、僕たち役者がこの作品に注いだ狂気だったと思う。
狂気はいつの世もシステムを破壊するのである。

(写真はメタルアーティストのアキコ伊達氏による特別性の盾)
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by innerscape | 2008-08-07 01:18 | 映画と演劇

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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