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flw moon innerscape


私的風景の電脳記録
by innerscape
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「独白する不純物」制作途中の覚書

伊藤さん、三田村さんとのハングアウト会議終了。一人演劇の「独白する不純物」の準備を会議を着々と秘密裏に進める。いよいよ来年度からの配信でプレの配信日も決定した。そこを皮切りに一年間かけて一人演劇を配信する予定。ネット時代の演劇のリアリティとは何かを考える。

自分自身が役者として演劇をするということは非常に重要な思考ツールとして効いている。風景を内部から捉える視点と、外部から風景として捉えられるという視点の両方を持ち得ると同時に、アイデンティティの問題にも迫ることが出来る。何かを表現する上でこの視座はとても重要だと感じる。

「独白する不純物」はある種の実験と思考の場だと考えているので、表現として成立しているかどうかは終わってみないと分からないだろうなとは思う。ただメディアランドスケープを考える上で演出家と一緒に夜な夜なネット時代のアイデンティティのあり方や、ニコ生のリアリティについて語るのは楽しい。

クリエイティブシェアが爆発的に一般化したのはやはりyoutube以降だと思うが、それが開く風景のあり方についてリアルな場でも、ヴァーチャルな場でも考えねばならないとは常々感じている。リアルな場で試みている極東EXに対して、ヴァーチャルな場として「独白する不純物」が実験の端緒か。

ブログで書いてきた過去のネタからいくつかリメイクするという方向性も出て来た。最近はブログよりもツイッターの方が便利なのでこちらでつぶやくことが多いが、昔はかなりアイデンティティについて書いていたんだな。読み返してみると等身大で生きてきた痕跡が残っていて恥ずかしい限りだが。

しかし個人的なことをつぶやいたり、自分の赤裸々な想いを公開したりすることに何らかの社会性があるとどこかで信じているので、自らの人生を使って実験しているのではないかと思う。自分を作家とは思わないが、作家性を持ち得るとすればそういう所か。

表現や答えとしてはフィクションでも良いかもしれないが、想いや問いはフィクションでは絶対にいけないのだろう。そこをゆずると何らリアリティがない言動しか出てこないのではないかと思う。論理的で客観的な文章を書く時に陥りがちなのが、この部分。だから私的で詩的なことの方が僕にはリアルだ。
by innerscape | 2012-01-07 00:00 | 覚書

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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