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私的風景の電脳記録
by innerscape
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来週末に迫りました

現在、鋭意稽古中の舞台「ルルドの森」が来週末まで迫った。
休日とアフターファイブを削っての稽古なので、なかなか思うように進まないが、演出家や共演者と綿密にディスカッションを重ねながら僕が今回演じる「三島」という男を作ってきた。2時間の公演全体が三島という1人の刑事を中心に紡ぎだされているからだ。
舞台全体としても何とか仕上がってきたと演出は言っているのを役者的にはその言葉を信じたいと思う。

今回は元々映画を想定して作った脚本らしいので、僕とは相性がいいはずだが、舞台としてみるとクリアすべき課題は多い。

まず、場面転換が芝居的ではない。
映画に見られるような違う場所での同時進行を見せなければならない場面が結構あるのと、シーンの切り替わりが早く場転が多くなる。見ている方がお話について来れるかは少し心配でもある。

もう一つは小道具だ。
小道具の使い方が映画的なために、すごくチラッとしか出てこないような小道具も用意する必要がある。小道具の出ハケも大変だ。
もちろん映画を作るのにもすごく根気と力が必要なのだが、それを舞台でするのはさらに力が必要だ。それに映画と違って、舞台の場合はたった数日しか提供する事が出来ない。もちろん映像記録としても残すのだが、ライブとしての舞台はその場で空気感を体験しないと意味がないからだ。

今回は20日から22日までの3日間で4ステージ。急遽決まった公演なので会場はキャパがすごく頑張って80名ぐらいの場所となった。4ステージ通算で320人の人しかそれを見る事は出来ないので、再演が無ければ、この作品を目にする事が出来る人はたったそれだけの数ということになる。映画とは違って流通が前提ではないからだ。
だから是非ともご覧になられたい方は、出来るだけ事前にチケットを押さえて欲しい。

今回は、主演という重たいオファーが来たので役者業に専念して舞台美術などにはノータッチだから、本業の空間デザイン的な仕事やプロデューサー的な立ち回りは全くしてないが、その分自分ではどんな仕上がりになっているかなかなか客観的に眺められないので、不安は多い。
しかし、演出家を信じて共演者と作り上げてきたものが皆さんにどのように届くのかは少し興味がある。
お暇な方は是非劇場へ足をお運びください。


来週末に迫りました_a0091712_1865841.jpg


撮影:kutowans studio
by innerscape | 2008-06-13 18:08 | 映画と演劇

私“flw moon”が日々の生活の中で感じた事を見つめ直し記録します。
心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?

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