flw moon innerscape
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ナレーションは、先日映画「冷たい床/cold feet」にて俳優として共演したサヘル・ローズさんで、番組でも違う形で共演出来たことは感激です。
2分半と短い映像ですが、スタイリッシュにまとめて頂いていますので、ぜひご覧いただければ嬉しいです。

東京大学でレディフォーのプレゼンテーションのため東京へ。結局台風らしい感じには遭わずに済んだ。
午後から本番に備えて少し頭の整理。
TEDと神戸モトマチ大学の時は20分あったけど、今回は15分なので、脚本と台詞を練り直して再度稽古。
今回は最後の演出が使えないから大人に感じで行こうかと考えた。
15分の一人芝居に近いプレゼンテーションだが、タイムがあと30秒ほど縮まればいいんだが、コンディションによっては今ひとつ。
200文字ぐらい削ればいい感じになるけど、これ以上は落とせない...。
映像にかぶせて喋ることで調整するかとも思うが、プレゼンが何だかスポーツみたいになって来ている。
今回の会自体は色々と感じる所あったが、東大の伊藤謝恩ホールは素晴らしかったし他のプレゼンテーターの方々も非常に面白かった。
詳しくはこちらに掲載されている。
結局「霧はれて光きたる春」の賞としてはm¥、READYFOR of the year 2014のクリエイティブ部門の受賞した。
400件を越える取り組みの中から選ばれた4件らしい。
大賞は東京おもちゃ博物館の取り組みで「沖縄の大自然に「森のおもちゃ美術館」を皆で作ろう!」というもの。
館長は僕のプレゼンが終わってから真っ先にご挨拶頂いた。

今回の「霧はれて光きたる春」は三回目ということでメッセージの社会化の可能性を模索するために、一般社団法人で事業化し、クラウドファンディングを利用させて頂いた。
だから今回の受賞は僕個人ではなく、制作で奔走してくれた社団法人の仲間や、現場でしっかりと支えてくれた技術スタッフの皆さん、ご協力頂いた大阪府立・急性期総合医療センターの皆さん、そして何よりクラウドファンディングでご支援頂いた皆さんに贈られたものであると思っている。
皆さんを代表して賞を受け取らせて頂く事をとても嬉しく思うと同時に、皆さまに祝福の言葉を贈りたいと思った。


ハナムラが非常に影響を受け、お世話になっている冨田哲秀先生のバイオライン研究所で講演させて頂きます。
ここの冨田哲秀先生は本当に面白い先生で、食養学の第一人者です。
食べること、立つことから、生きることまで一貫した哲学がそこにあり、僕も合う度に勉強させて頂いています。
冨田先生との所には少し顔出して話し込むと、気がつけば3時間とかすぐに経ってしまっているぐらい対話の相手として非常に刺激を頂いております。
歳の差にすると25以上離れていますが、これほど柔軟に哲学し、食と身体と生命についての知識が豊富で、クリエイティビティ溢れる市井の賢者を僕はあまり見た事がありません。
この日は僕の話は半分ぐらいにしておいて、冨田先生とのディスカッションを是非とも楽しんで頂ければと思います。
僕の講演を聴いた事の無い方は、前半の僕の講演もお聴き頂けますが、それ以上に冨田先生との対話を通じて、彼の知識や哲学を聞くだけでも価値があると思います。
食に関心のある方、身体に関心のある方、自分の性格の傾向を見つめたい方、食と身体と精神との関係に関心のある方には是非お越し頂きたい場所です。
ウェブサイトは宗教がかっていて怪しそうですが、全く大丈夫です(笑)。
おいしい玄米が食べれるカフェも併設されておりますので、来られた事の無い方は是非お越し下さい。
下記、BL研究所の案内貼付けておきます。
「人間観察研究会」
ハナムラチカヒロ&冨田哲秀 (参加費2000円)
2月27日(木)
☆19:00~22:00
場所: BL研究所
〒650-0021兵庫県神戸市中央区三宮町3-9-19
以下冨田先生のご案内です。
さまざまな顔を持つ(ピカソの人物画みたいです)ハナムラチカヒロさんをお招きして、興味津々のお話会です。
※風景のアート・デザイン作家・イケメン役者・大阪府大准教授・
もしかしたら私(冨田哲秀)との対談もあるかも?
※参加費を、2000円といたしました。
(ふだんより安いです。できるだけ多くの人に参加していただきたいです)
※ハナムラチカヒロ(花村周寛氏参考記事は、当あすなろ日記、1月7日、1月13日の記事でもお読みいただけます)
冨田哲秀先生の「あすなろ日記」

以前にもお世話になりましたラジオ番組 FMOSAKA 85.1"REALIZE!"にゲストで出演します。
DJの森裕子さんとは二回目ですが、非常にキュートで、聞き上手な方なので収録時もどんどん引き出して頂きました。
今回は一般社団法人ブリコラージュ・ファウンデーションの代表理事として出演して、「霧はれて光きたる春」の話を行います。
オンエアは2月27日(木)16:40頃、"REAL TALK"のコーナーです。
次で3回目になる大阪の大規模急性期病院入院病棟でのアートインスタレーション「霧はれて光きたる春」ですが今回は社会化がテーマで、資金集めの段階から多くの方々とご一緒することで、医療に対して芸術が手を差し伸べられる可能性について一緒に考えて可能性を共有していければとの想いです。
誰もが患者になる可能性のある病院という場所において、心の救いになれるような風景を目にしたり、立場や役割を越えて誰かとコミュニケーション出来ることはきっと入院生活において何か意義深いものになるのではないかと信じています。
こうした医療現場を始め様々な社会の中で芸術が果たせる役割や生み出せる価値について一緒に考えてくれる仲間を募っています。
もしご関心お寄せの方は、是非クラウドファンディングサイトREADY FOR?にてご支援にご協力頂ければ嬉しく思います。
金額の大きさの問題ではなく、未来を選択する一人の主体としてより多くの方々と一緒に共有出来ればと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
日 時:2014年2月8日(土)ー9日(日)※申込締切:2014年1月31日
会 場:たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良市六条西3-25-4)
参加費:一般15,000円 学生/メンター会員10,000円
*奈良県内に在住・在勤・在学の人に限り、参加費無料
定 員:各日100名[申込先着順]
お申し込みフォーム →◎奈良県内に在住・在勤・在学の方 ◎奈良県外の方
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私たちは2002年から「アートを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、すべての人の権利」という考えのもと、「福祉をかえる『アート化』セミナー」を開催してきました。そして、福祉の現場や関係性をクリエイティブなものに変革していくこと、また障害のある人の表現を社会へとつなぎ、社会そのものを豊かなものにしていくことをめざしてきました。
今回のセミナーでは、改めてアートやデザインの力を問い直し、生活を豊かにすること、仕事につなげることを考えます。制度や従来の方法にとらわれず、異分野と連携しクリエイティブな活動を展開する、全国の先駆的な事例を通して学び合い、共有する場をつくります。みなさまのご参加をお待ちしています。
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![]() | 12:30〜13:30 | 受付 |
---|---|---|
13:30 | 開始 あいさつ:播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長) オリエンテーション |
13:50〜14:50[60分] 講演1「アートの役割とまなざしのデザイン」 | |
---|---|
「アートは問いをなげかけ気づきを促すもの、デザインは解を導きだすもの」との考えのもと、社会のさまざまな垣根を横断し、プロジェクトを行ってきたアーティストとしての実践から、今の社会におけるアートとデザインの役割を考えます。 | |
![]() | 花村周寛(ランドスケープデザイナー/大阪) アーティスト、役者、大阪府立大学21世紀科学研究機構准教授、大阪大学工学部建築学科非常勤講師。ランドスケープデザインや建築、コミュニケーションデザインを行う一方で、公共空間でインスタレーションなどのアート作品の制作も行う。 |
15:00〜16:00[60分] 講演2「今、デザインにできること」 | |
「日常を楽しもう!」をコンセプトにさまざまなモノや事をクリエイトするヒッコリースリートラベラーズ。人と人のつながりを大切にする、地域を豊かにするデザインについて考えます。 | |
![]() | 迫 一成(ヒッコリースリートラベラーズ代表/新潟) 2001年クリエイト集団ヒッコリースリートラベラーズを結成。新潟市上古町の店舗でオリジナル衣類、雑貨等のデザイン・制作・販売を行うほか、新潟市美術館ミュージアムショップの運営も行う。 |
16:00〜16:30[30分] ディスカッション | |
コーディネーター:播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長) | |
16:45〜17:45[60分]*オプション(1)アートセンターHANA見学ツアー | |
たんぽぽの家施設長とメンバーがアトリエやショップ&ギャラリーのほか、バックヤードである倉庫も含めてご案内します。 | |
*オプション(2)ダンスワークショップ研究会「アリとコスモス」 映像+ディスカッション | |
![]() | 2010年からたんぽぽの家で開催しているダンスプログラム。重度の身体障害のある人、知的障害のある人、そしてスタッフなどさまざまな人が参加しています。ダンサーの佐久間新さんとともに映像を見ながら、ダンスを通して人間の可能性を探ります。 進行:渡邊弥生(たんぽぽの家アートセンターHANAスタッフ) |
18:00〜20:00[120分] 交流会 | |
全国から来る講師・参加者とおいしい料理を食べてたくさん話しましょう。名刺をご用意ください! |
2014年初のウズウズはハナムラチカヒロさんをお迎えします。
ランドスケープデザインは,通常公園や緑地などの外部空間の設計やデザインを行う領域を指します。
ハナムラさんの専門はランドスケープデザインをさらに進化させた「風景異化」という独自の領域です。風景を変えるために木を植えたり道を作るのではなく、「場所に立つ人がこれまでと異なる見方を持てば、その人の中で新しい風景(landscape)が生み出される」というものです。
日常の繰り返しの中で固定概念や偏見がうまれ、本来見えていた大切なものが見落とされる事が多い今、場を違った角度から見つめ直す「まなざしのデザイン」を実践することが重要です。
私たち経営者は厳しい社会情勢に置かれています。
会社をとりまくさまざまな外部要因の変化を敏感に察知し柔軟に対応し、自ら変化し続けていくことが求められています。
しかし実際は偏見や常識に縛られたり、日常の繰り返しの中でものの見方が固定化され本来見えるべきもの、大切な何かを見落としてしまいがちです。
今回はハナムラさんの提唱される「風景異化」を知り、目の前の事象と自分の関係を自らデザインし主体的に乗り越えていく方法を共有して頂きたいと思います。
http://inyan.seesaa.net/
この先生のブログには僕も度々登場しますが、僕が敬愛して止まない先生の一人。
2月末に一度対談をする予定です。
呼吸は僕らが意識的にコントロール出来る方法で、血流や神経系統といった外から調整しにくいものへアクセス出来る方法かと思います。
身体の調子が整わない人や、人に説得力のある声で話したい、歌がうまくなりたい人などにはお薦めです。
身体的な技法のレッスンから、その呼吸や声が人生においてどう意味を持ってくるのかというところまで考察するクラスになると思います。
いつか♭でもやろうかと考えていますが、4回通して参加されるのがお薦めですので是非一度御試し下さい。
今回は人数限定の講演ですが、もし関心お持ちで今まで僕の講演を聴いた事が無い方は一度お問いあわせ下さい。
詳細はこちら
まなざしのデザインと創造性共有社会
少人数でレクチャーとディスカッションを楽しむイベント<イノトーク>今回はゲストスピーカーに、ハナムラチカヒロ(花村周寛)さんをお迎えします。
ランドスケープデザインからキャリアをスタートしたハナムラさんの根本的な問いは、私達を日々取り巻いている風景(ランドスケープ)はいかにしてデザインされるのか、ということです。これまでのランドスケープデザインはハードをデザインすることで場所を作ってきましたが、それで本当に風景がデザインされたと言えるのでしょうか。風景には空間だけではなく、人が織りなす状況や自然現象など様々な要素がある上に、人々が向ける“まなざし”が無ければそもそも成立しません。今回のイノトークでは、「風景を異化する」という観点から行っているハナムラさんの研究と実践についてお話いただきます。
ハナムラさんは街中や病院といった公共空間でインスタレーションなどのアート作品の制作を行っています。街や駅や病院の風景をどのように一変させるのか。作品のプレゼンを通して、取り組みの一端を体感させていただきます。また、アートとデザインが社会的に果たす役割の違いなどについてもディスカッションが及ぶかもしれません。
最近のハナムラさんの活動には、バングラデシュでのアート制作や、大阪を拠点にしたクリエイティブシェアの展開も含まれます。創造性を共有する社会をどうデザインするか、というテーマについても議論します。
日時>
2013年12月18日(水)
開場:18:10
本編:1830-2030
*終了後、簡単な懇親会のご用意がございます。
会場>
東京大学本郷キャンパス工学部2号館2F<展示室>(レストラン松本楼隣り) →Map
ゲストスピーカー>ハナムラチカヒロ(花村周寛)さん、ランドスケープアーチスト
定員>30名程度
参加>
本イノトークはi.school2013年度通年生、東京大学在籍中の学生(大学院生含む)、教職員、およびご招待企業を主な対象としています。
参加料は無料です。
ハナムラチカヒロ(花村周寛)
ランドスケープデザイナー/アーティスト/研究者/俳優。 1976年大阪生まれ。大阪府立大学農学部地域環境科学科卒業、同大学生命科学研究科修士課程修了。ランドスケープデザインオフィスにて国内外のプロジェクトに関わった後、大阪大学コミュニケーションデザイン・センターにて、京阪電鉄と共同で行った中之島コミュニケーションカフェ2006/2007にて企画運営及び空間ディレクションなどに携わる。2006年度より船場アートカフェのディレクター兼アーティストとして、大阪市立大学病院アートプロジェクトに継続的に関わり、2010年3月に同病院の50mの吹き抜け空間にて自身が制作した作品「霧はれて光きたる春」はメディアにも大きく取り上げられた。2012年に大阪赤十字病院で取り組んだ同作品が、世界最大規模の空間環境系デザインアワードの『DSA Design Award 2012』で大賞を受賞した。日本経済新聞社賞も 同時受賞。大阪府立大学21世紀科学研究機構観光産業戦略研究所・准教授。大阪市立大学都市研究プラザ特任研究員。大阪大学工学研究科建築学科非常勤講師。一般社団法人 ブリコラージュ・ファウンデーション代表理事。

次の日曜日の8月11日は私の実弟が亡くなって丁度二ヶ月になります。
「七墓巡り」という場において表現する機会を頂く事が出来ましたので、誠に個人的ではありますが18時より♭にて皆さまの前で弟の二ヶ月の弔いを表現させて頂ければと想います。
当日にうまく気持ちが整理出来るかどうか次第ですが、現在考えておりますのは二つです。非常に個人的でしかも重たい出来事ですので、表現内容に気分を害される方が中には居られるかもしれません。
少しだけ表現について事前にアナウンスをさせて頂きますので、内容ご理解頂いた上でご参加をご検討頂ければと想います。
一つは弟の訃報を受けてから葬儀を執り行うまでの10日間を克明に記した手記「弟と過ごした最後の10日間」の一部の朗読をすることを考えております。
この手記には兄が弟の死をどう受け止めているのかという極めて個人的な想いが書かれています。
弟の死とそれを巡った様々な気持ちのやりとりをお集りの皆さんと共有出来ればとの想いで読み上げますが、その中では自ずと宗教や結婚や文化の違いなどについて触れる事になります。
ただあくまでも表現者個人のまなざしの開示であることご理解頂ければありがたいです。
もう一つは分骨し手元供養の準備をするために、父と弟の遺骨を皆さまの前にお見せすることになるのではないかと思います。
粉砕されてはいますが、人間の骨を目にするというショッキングな風景になると思いますので、事前にアナウンスさせて頂ければと考えております。
その後「七墓巡り」として陸奥さんのご案内で梅田墓跡へ行く事を考えています。
このような機会をお借りして、私と実弟に対する誠に個人的な弔いの場とさせて頂くのは身勝手かと存じますが、個人的なまなざしから何か皆さんと共有出来るものを問いかける機会になればとの想いで執り行う事を考えております。
どうぞ上記ご理解頂ける方のみご参加頂ければ幸いです。
ハナムラチカヒロ
イベントのご参加は以下からよろしくお願い致します。↓
https://www.facebook.com/events/206154612872998/

2013年度の前半期で僕が最も力を入れているプロジェクトである「モエレサマーフェスティバル2013」の開催が遂にあと10日となった。
このフェスティバルはタイトルについているように、言わずと知れた札幌の「モエレ沼公園」で開催される。
ここで僕は「モエレ星の伝説」という作品を来週送り出す。

ランドスケープアーティストの先達であるイサムノグチの遺作とも言えるこのモエレ沼公園で、僕が作品を作らせてもらえる機会が訪れるとは思ってもみなかったが、今回プロデュースを担当される鳥本さんから上海でお話を頂いた時に二つ返事で引き受けた。
モエレ沼公園は札幌市の公園だが、このフェスティバル自体は昨年から地元の実業家の皆さんによる有志で花火が行われ、昨年は1万人近くの人が集まった。このフェスティバルの実行委員の皆さんは、チケットを手売りしたり、近隣への挨拶回りを一件ずつ回ったりと地道な努力をしておられて、こうした祭りを端緒に本気で地域プロデュースを考えて行きたいという想いを持っておられる。
そうした想いに共感する部分もあってお引き受けする事にした。

今年は実行委員以外にも僕のような外部のプロデューサーやディレクター、アーティストを迎えて本格的に実施する第一回目で、僕は鳥本さんと一緒に花火含めたイベント全体の総合演出及びクリエイティブプロデュースとインスタレーションという関わりとなる。
元々はインスタレーションするアーティストの1人として呼ばれていたが、ある限定された範囲でする作品制作というカタチでは自分のメッセージを伝えられないと想い、いつものように色々と提案しているうちに、プロデュースや全体演出まで結果的にさせていただけることになった。
実行委員の皆さん及びプロデューサーの皆さんの懐の深さに甘えさせて頂いている。
僕がお話を頂いたのは2月末で、現地調査に行ったのが4月頭、そして本番は7月27日という突貫のスケジュールだが、本当に色んな課題や混乱した情報や方向性に整理がつかない中で、アーティストや演出チームの皆さんとベストを尽くして来たつもりだ。
実行委員長や副委員長を始めとする実行委員会の皆さんとの想いの共有はもちろん、総合プロデューサーの阿座上さん、一緒にプロデュースをする鳥本さんとともに、北海道在住のアーティストの磯崎さんや、上海在住の作曲家の林さん、実行委員の一人でもあるグラフィックデザインの黒川さんなど素晴らしいアーティストの方々のディレクションをさせていただいたのは本望だ。♭のアーティストもパフォーマンスに加わる。
また花火については東京の丸玉屋さん、北海道のヤマニさんなど経験豊富なプロフェッショナルのチームの技術力に甘えて、無茶な演出リクエストをたくさんさせて頂いた。
正直、本番どうなるか自分でも読めない部分もいくつかあり、かなりチャレンジングなことをしているが、もしイメージ通り全てうまく行けば今までに例を見ないような「物語花火」という新しいジャンルのパフォーマンスになるのではないかと思う。

なぜモエレ沼公園でこうしたフェスティバルをするのかということの意味について、お話を頂いてからずっと考え続けて来た。それは祭りとはいかにあるべきかということを自分なりに考えるプロセスでもあったと言える。
僕らは日常をしっかりと生きることが重要だ。
その日常をしっかりと過ごすためにハレの場としての非日常な祭りを本来は行う意味があったはずだ。
しかしどうも今の社会を見渡してみると非日常が日常のフリをして居座っているように思える。
刺激に満ちた非日常が日々与えられるので、あんぐりと口を開けて待っている態度が当たり前になる。
自分が何を愛していて何に傷ついていて何に哀しみと喜びを感じるのか。
人が生きていく上で大切な問いにじっくりとまなざしを向ける余裕がないぐらい色んな情報や目の前のことに追い回される日常を送ってはいないか。
そしてそれを何度も繰り返している内に、少々の刺激では満足出来ない身体と心になってしまうのではないか。
そんな現状に危機感を感じている。目の前のことしか見ていない日々では自分の身の回りの小さな範囲でしか物事を判断しなくなる。
子孫に何を残せるのか、社会に何が貢献出来るのか__。
そういう大きなスケールで物事を考えることが本当に少なくなるから、目の前のことに一喜一憂を繰り返すのだと思う。
このモエレ沼公園では地球や宇宙といった普段の日常では感じることの出来ない大きなスケールの風景に触れることで自分のスケールを越えた出来事へ想いを馳せる。ことをきっとイサムノグチはメッセージとして伝えたかったに違いない。

そのことをちゃんと感じ取るために一年に一度、ここで自分の身体や内面と向き合う不思議な「浄化と祈りの時間」を持てるようにすること。
それの体験が日々の自分のまなざしを変革することに繋がっているのではないかと思う。
我々が日々押し込めようとしている哀しみや喜びをちゃんと思い出して、それを確認するための祈りをこの地に刻む。
そういう内面の体験を経ることで私たちは日常をまたしっかりと生きる事へ繋がるという願いをこのフェスティバル全体に込めたつもりだ。
花火やアートやインスタレーションは主役ではなく、そういう体験の後押しをするためのものであってほしい。
そう考えてこの夜のイベント全体を「モエレ星の伝説」という大きな物語に乗せたインスタレーションにした。

もともとゴミの埋立地だったこのモエレ沼公園にランドスケープアーティストのイサムノグチが初めてきた時に彼はこう言ったそうだ。
「ここにはフォルムが必要です。それは私がやるべき仕事です。」
それから20年以上が経ち、同じランドスケープアーティストである僕の気持ちはこうだ。
「ここにはメッセージが必要です。それは私がやるべき仕事です。」
うまくそのメッセージが多くの人に伝わることを祈っている。

心のフィルターを通して見た日々のシーンをひとつづつ電脳に記憶させることで、果たしてどんな風景が見えてくるだろうか・・・?
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